定山渓神社

定山渓神社は定山渓屈指の
パワースポットとして
多くの方に親しまれてます(^^)

自分も定山渓に行ったときは
必ず行きます!

神社に関係した考え方は
昔から興味がある方ですので
まずは神様にご挨拶するのが
礼儀だと思っています。

ということで今回は
定山渓神社に関することを
いろいろ調べてみたので
よかったら参考にしてみてください(^^)

 

・定山渓神社とは?

その名の通り、
定山渓の一画に佇む
エリア内では唯一の神社です。

国道230号線に面しているので
わかりやすい場所にあります。

建立されたのは明治38年、
西暦だと1905年と言われてます。

7人の入植者が定山渓を守るために
出来ることをしようと思って
作ったのが始まりとのこと。

定山渓のの開祖である
美泉定山の功績を称える意味でも
あったかもしれません。

 

ちなみに明治44年(1911年)、
大正4年(1918年)が
始まりという説もあるそうで
はっきりしない部分があるとのこと。

この点については興味深い部分なので
調べててわかったことが出れば
追記しようかな~と思ってます。

どの説だろうと建立から
100年以上経つということで
歴史ある神社なのは確かです。

 

では境内がどんな感じか
紹介させていただきます!

国道230号線の歩道から
階段が用意されていますが、

急な上に部分的に損壊してるので
少々危ないです。

階段横の坂道からも上がれるので
不安ならそうしましょう。

鳥居はこんな感じ。

定山渓神社の鳥居

とても綺麗なのは
2017年に新しく建てられたから。

ちなみに以前の鳥居は
こんな感じでした。

2017年以前の定山渓神社の鳥居

 

参道脇には神社を守る狛犬像があり
手水舎も小さいながらちゃんとあります。

定山渓神社の参道と狛犬

 

本殿はこじんまりした
ちょっと可愛らしい感じの建物で
赤い屋根が特徴的です。

定山渓神社の本殿

お賽銭は泥棒対策のため
入り口に開けられた穴に入れるスタイル。

本殿の左手には小さな祠があり
御祭神の一柱と思われる御神体や
馬の供養のための石碑があります。

北海道の開拓時代は馬もたくさん働き
たくさん命を落としたと思われるので
その供養のためだと思われます。

 

さらに左手奥には
夕日岳の登山口があります。

まだ登ったことがないので
いつか行ってみたいと思います。
熊は少々不安ですが(笑)

 

こんな感じで自然の中に
ちょこんと佇む感じの神社です。

地方の神社は管理が疎かになり
荒れ果ててるところもありますが
定山渓神社はそうではないので
ちゃんと神様もいると思います(^^)

毎年お祭りも開催されてますし
鳥居も新しくしてるところを見ると
しっかり管理されてるんだと感じます。

 

・御祭神の特徴と功徳(ご利益)

 

御祭神は6柱おられます。

大己貴神(おおなむちのかみ)
少彦名神(すくなびこなのかみ)
大山祇神(おおやまづみのかみ)
金山彦神(かなやまびこのかみ)
罔象女神(みずはめのかみ)

そして定山渓の開祖である
美泉定山命(びせんじょうざんのみこと)

始めは5柱でしたが、
昭和25年(1950年)に
合祀(ごうし)して
6柱になったそうです。

詳しい理由は定かではないですが
これも地元住民の尊敬の念が
そうさせたのだと思います。

ではそれぞれの神様の簡単な説明と
功徳を紹介していきます。

 

・大己貴神(おおなむちのかみ)

あまり聞き慣れない神様だと思いますが
実は全国にその名を知られる
出雲大社の御祭神である
大国主神(おおくにぬしのかみ)のこと!

大国主神は別名がたくさんあるそうで
大己貴命もそのひとつ。

縁結びとして有名ですが
それは功徳の一部です。

メインといえる功徳は
リーダーシップの発揮です。

出雲の国を作った神様ですから
コミュニティの先導をきって
人を育てたり、場を守るという
功徳があるのです。

ちなみに功徳とは「くどく」と読み、
善い行いの報いのことで
ご利益とも表現します。

 

・少彦名神(すくなびこなのかみ)

医療・酒造・温泉の神様。

とても小さいことから
一寸法師のモデルになったとか。

国作りの手助けのひとつとして
大国主神が病気になったとき
温泉で治療したという話があります。

ということで各地の温泉地の神社に
祀られている特徴があります。

 

・大山祇神(おおやまづみのかみ)

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名前にある通り
山の神様として知られています。

でも山だけでなく
農業や鉱業、酒造など
多くの産業と関わりもあります。

そのため全国の神社だけでなく
岩や祠に祀られてることも多いそうです。

定山渓は山に囲まれた観光地なので
商売繁昌のご利益はぴったりです!

 

・金山彦神(かなやまびこのかみ)

金属や鉱石、製鉄といった
鉱業・金属業の神様。

鉱山の神様ともいえます。

定山渓も開拓期は
厳しい作業が続いたと思われるので
祀られてるのでしょう。

 

・罔象女神(みずはめのかみ)

日本を代表する水の神。

灌漑用水や井戸、
安産の神としても知られてます。

定山渓は温泉地であり
豊平川も流れていることから
水との関連が強い。

 

・美泉定山命(びせんじょうざんのみこと)

ご存知、
定山渓の開拓者である美泉定山です。

読み方は人間のときは
「みいずみじょうざん」ですが
なぜか神様になったあとは
「びせんじょうざん」となっている。

実在の人物を神様として
祀ることはよくありますが
美泉定山もそのひとり。

他の神様と違い、
定山渓専門の守護神
という感じがします。

一種の国作りをした人物なので
功徳は大国主神と近い部分が
あるかもしれないですね。

ということで、
6柱の神様の特徴から
定山渓神社の功徳をまとめると、

リーダーシップの発揮、
産業の発展、子孫繁栄、
身体健全といった感じですね!

ちなみに最初期は
天照大神を祀っていたという
話もあるようですが、
真意は不明です。

 

・御朱印や御守りはあるの?

神社参りではすっかり定番となった
御朱印集めですが、
定山渓神社には残念ながら
御朱印は存在しないようです。

馴染みのある神社だけに
ちょっと残念ですね(´・ω・`)

その代わりかどうかわかりませんが
一応参拝記念スタンプはあるようです。

おそらく定山渓観光案内所で
くれると思うのですが、
すっかり忘れてて
まだ押ささってません(笑)

岩戸観音堂と定山渓神社のスタンプが

今度行ったときは必ず確認します!

 

また、御守りもないんですよね~

そもそも定山渓神社には
社務所がありません。

個人的には定山渓観光案内所が
社務所的な存在だと思ってますが
お守りみたいなお土産はないので
これまた残念(笑)

でも絵葉書とかは売ってるので
記念の買い物自体はできます。

 

・行事(お祭り)は秋と冬

定山渓神社は主に年に2回、
正確には3回のイベントがあります。

9月9日には宵宮祭、
9月10日には例大祭、

さっぽろ雪まつりの前の
5日間ほどの期間には
雪灯路イベントが催されます。

メインは秋のお祭りで、
2日間のお祭りを合わせて
定山渓神社秋季例大祭と呼びます。

たぶん日にちは毎年同じだと思います。

9月10日には
温泉街に神輿が練り歩くという
レアな光景を見ることができます。

宮出は朝の10時、宮入は15時。

雪灯路イベントは境内の広場に
雪で作った筒状の燭台が無数に灯され
幻想的な風景が望めます。

ハート型に並べた部分もあり、
カップルにとっては
特にいい思い出になりそうですね(^^)

ただ、雪まつりシーズンの札幌は
1年で一番寒い時期になるのが
少々ネックかも。

 

・アクセス方法は?

各方面から定山渓への行き方と
ほとんど同じですね。

まずは車やバスなどで
定山渓を目指します。

国道230号線に面しており、
札幌・小樽方面(北)からだと左手側、

洞爺湖・中山峠方面(南)からだと
右手側になります。

バスで来る場合は
定山渓神社前という
わかりやすい停留所があります(^^)

まさに目の前なので
鳥居も見えますし
まず迷うことはないでしょう。

車の場合は近くの定山渓スポーツ公園の
無料駐車場を利用しましょう。

国道沿いの大きなホテルである
ホテルミリオーネと、

まちづくりセンターという
小さい建物の間の道を入り、
すぐ左手に駐車場入口があります。

距離的には400メートルほどなので
歩いて5~6分くらいです。

自分が利用するときは
専ら自家用車ですので
宿泊するホテルの駐車場に停めてから
歩いて定山渓神社を目指します。

 

・定山渓神社についてのまとめ

では定山渓神社の情報を
表でまとめておきます!

神社名 定山渓神社
御祭神 大己貴神(おおなむちのかみ)
少彦名神(すくなびこなのかみ)
大山祇神(おおやまづみのかみ)
金山彦神(かなやまびこのかみ)
罔象女神(みずはめのかみ)
美泉定山命(びせんじょうざんのみこと)
功徳(ご利益) 国造り・国土平安、疾病治癒、子孫繁栄、航海守護、産業繁盛(金属、鉱業、鍛冶、酒造、温泉、灌漑用水)
住所 〒061-2302 北海道札幌市南区定山渓温泉東3丁目
連絡先 011-598-2012(定山渓観光協会)
営業日 年中無休
営業時間 24時間
アクセス 札幌駅からバスで60分ほど
車だと50分ほど(混雑やルートにもよる)
駐車場 専用駐車場はありません
定山渓スポーツ公園の公共駐車場を利用

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