駅から徒歩◯分の罠~本当にその所要時間で到着できる?

旅行において確実に意識することのひとつが
(最寄り)駅と目的地の位置関係です。

観光地でもホテルでも調べ物をしていると
徒歩◯分という表記を見かけます。

丁寧なサイトだと電車やバス、
飛行機までもアクセスページに記載してますが、
今回は徒歩に焦点を当てます(^^)

 

まず言いたいことから申しますと、
徒歩の所要時間は
あまり当てにならないと思っています!

 

もちろん目安にはなりますし、
その情報自体はあってもいいとは思います。

しかし、ただ徒歩何分と書かれているだけでは
不十分だと感じることが多いです。

その理由は主に2つあります。

1・乗り物と生身の足の大きな差

乗り物と徒歩のアクセスは
意味合いが大きく異なります。

乗り物は運転の下手さや
休憩時間を省けば、

能力的には誰が運転しても
ほぼほぼ同じですよね?

特に公共交通機関は誰が利用しても
同じような所要時間なわけですから
ほとんど差はないわけです。

 

ところが生身の足だとどうでしょう?

 

不動産業界においては
徒歩1分=80メートルと
定義しているそうですね。

その根拠は、
健康な女性がハイヒールのサンダルで
歩いたらそのくらいだったから、とのこと。

旅行サイトなどで見る徒歩の所要時間と、
不動産の定義が同じかわかりませんが、
おそらくほぼ同じと見てよいでしょう。

↑目的がどうであれ、
人間の足には変わりないと思うので。

 

重要なのは定義がどうたらこうたらではなく、
生身の足だと個人差が大きいってことです。

 

年齢や体力もそうですし、
一人ではなく複数人で歩くとどうかなど、
様々な要因が絡んできます。

信号の数や長さも地味に大きな要素です。

場所によっては複雑な交差点があります。

 

信号が長かったり、
時には歩道橋や地下に潜らないと
渡れないところだってあります。

高低差が生じると平面を移動するより
どうしても時間が余計にかかります。

 

はたして、
そういった様々な要因を加味したうえで
徒歩◯分と表現しているのでしょうか。

 

そこそこ疑問に思う部分です(^^)

 

2・駅構内を忘れていませんか?

個人的に一番言いたいのがここです!

さっきの諸問題はおまけに思うくらい
大きな要素だと思っています!!!(笑)

 

大都市ほど顕著になると思いますが、
駅構内ってかなり広い(長い)ですよね?

例えば大江戸線なんて地下深くにあるので
出口までびっくりするくらい時間がかかります。

駅にもよりますが、地上に出るだけで
5分とか10分とかかかると思います。

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大江戸線まで行かなくても、
地方都市でも地下鉄は外に出るのに
そこそこかかる場合が多いです。

 

なかなか曲のある場所のホテルに
泊まってしまったなぁと思ったのが永田町です。

永田町駅から徒歩2,3分くらいだったので
アクセスが良さそうだと思ったのですが…

いざ行ってみると、
地上まで遠いこと遠いこと…

たしかに出口からホテルまでは近かったですが、
地下鉄を降りてから出口までの距離のほうが
断然長かったんですよね~。

こういうことも大都市だとありえるので
徒歩所要時間だけで決めないほうがいいですね。

電車だと地上ですのでまだマシですが、
大きい駅となると急がない限り
1~2分で出るのは難しいと思うので
やはり無視できない要素だと思います。

そう考えると、
無視できるのはバス停くらいですね!

 

あと調べていて初めて知りましたが、
そもそも不動産業界における
徒歩所要時間は駅構内は
含めなくてよいとなっているとか。

おそらく旅行関連業界でも
同じ考えだろうと思います。

その時点でちょっと、う~ん、です。

乗り物から降りた場所が
本来の駅の起点なはずです。

 

だって出口まで歩くんですからね!

 

出口まで自動の乗り物があれば
話は別ですがそうではありません。

駅の出口も番号によってだいぶ距離が違いますし、
エスカレーターやエレベーターの有無もあります。

そういった様々な要因が考えられる中で、
◯◯駅から徒歩◯分という記載だけでは
だいぶ不親切と思ってしまいます。

 

◯◯駅の◯番出口から徒歩◯分

といった記載だったら
ほぼ嘘はないでしょうけど、
どちらにしろ駅構内は考慮されていないので、
そこは利用者が個々に氣をつける他ないですね。

3・大人の事情

書いていてふと思いついたことです!

あくまでも思いつきですが、
多かれ少なかれ
大人の事情も含んでいるのではないかと…

 

不動産でも宿泊先でも
なんだかんだ駅から近いほうが人氣が高いので、
1~2分くらいサバを読んでいても
おかしくありません。

 

仮に駅からの正確に距離を計測して
850メートルだったとします。

そうなると単純計算では
10分以上かかることになりますが…

そういうときって心理的に
11分より10分としたくなるものです。

 

また、大人になると大体みなさん、
テキトウになってしまいます。

 

言い換えるとめんどくささが勝って
あらゆることに影響してきますよね~。

ちゃんとしているところは
すごく丁寧にアクセス情報を記載していますが、
そうでないところはただGoogleマップを
貼り付けるだけだったりします。

もっとアレだと住所だけとか、
下手したらアクセス情報すらないかもしれない(苦笑)

まあいろいろ突っ込んでみましたが、
徒歩◯分の表記はあくまで目安と
考えたほうがいいって思う話でした♪

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