ホテルと旅館はどう違うのか

北海道札幌市の温泉街である
定山渓についていろいろ理解を
深めている今日このごろですが、

その際気になったのが
ホテルと旅館の違いです。

いままであまり意識してなかったですが
調べてみるとなかなか奥が深く
面白いと思ったので、

わかったことと感じたことを
シェアしていこうと思います(^^)

何かの参考になれば幸いです。

 

ホテルと旅館の違いは一応決まっていた

調べてて初めて知りましたが
宿泊施設というものは
「旅館業法」という法律に則って
建設されているそうです。

旅館業法とは、
旅館業の適正な運営を確保し
健全な発展を図り、

宿泊者のニーズに合わせた
サービスを提供を促進し、

公衆衛生、国民生活の
向上を寄与するために
作られた法律だそうです。

それによると、
ホテルと旅館は次のように
構造が定義されていました。

ホテル

洋式の構造が主で客室数は10室以上

1つの客室の床面積は
9平方メートル以上

寝具は洋式

出入り口と窓は鍵をかけられ、
廊下と他の客室の境は壁造り、

宿泊者の需要をみつ
適当数の洋式の浴槽か
シャワー室がある

一方、旅館は、

和式の構造が主で客室数は5室以上

客室の床面積は7平方メートル以上、

宿泊者の需要を満たす
適当な大きなの入浴設備がある

(近くに公共浴場があり
入浴に支障がなければ
入浴設備はなくてもOK)

などと意外と細かく
決められていました。

大雑把にいうと
洋風か和風かという
イメージ通りの違いですね。

 

でも2018年1月に
旅館業法は改正されたことで
もう少しシンプルになったそうです。

ホテルと旅館の区切りをなくし
「旅館・ホテル営業」と1つにまとめ、

客室数による基準を廃止、

寝具の形式、出入り口と窓に
鍵をかけることができる、
境目が壁造りという基準を廃止、

1客室あたりの床面積を
ホテル、旅館ともに
7平方メートル以上とする、

(寝台を置く客室の場合は
9平方メートル以上)

トイレも数が廃止となり
適当な数があればよくなった、

という風にかなり緩和されてます。

 

他にも現代的な基準として
玄関帳場(フロント)に
厚生労働省令で定める基準を満たす
代替設備も認めるとしています。

つまり顔認証などの
本人確認システムです。

それが良いか悪いかは別として
一応時代の流れに沿っているのが
わかりました。

今までだと洋室と和室が同じ数だったら、
和洋室はどう数えるのか、
和室でもベッドがあるところは
どう考えるのかなど、

気になる部分が多かったので
矛盾点のようなところは
少なくなったかなと思う。

ただ基準が緩くなったことで
ホテルと旅館の違いが
少々わかりにくくなりましたね…(笑)

でも基礎部分は変わってないと思うので
これまでどおりの認識で
良いんじゃないかなと思います。

つまり、

洋風メインならホテルで、
和風メインなら旅館。

スポンサーリンク

見た目で区別がつきにくい場合は
その施設がどう決めてるかで判断。

という風に日本人に馴染みやすい
抽象的な感じでいいと思う。

明らかに和室のほうが多いけど
そこがホテルと名乗ってるなら
ホテルでいいんじゃない?
という具合ですね!

そもそも名称の付け方は
法律に規定がないそうなので
自由とのこと。

例を挙げると、
北海道札幌市の奥座敷と言われる
定山渓温泉にミリオーネという
大きなホテルがあります。

そこは和室が200以上ありますが
洋室は100室以下です。

でもホテルミリオーネと名乗ってます。

あと、今は閉館してしまいましたが
ホテル山水というところは、

和室が21室に対し、
洋室が2室だけなのに
ホテルと名乗っていました。

 

民宿とペンションとは?

ついでなので
民宿とペンションについても
書いておきます。

民宿とペンションは
いずれも旅館やホテルには該当しない
簡易宿所営業という分類になります。

旅館業法の分類は
全部で実は3種類あります。

前述した旅館・ホテル営業他に、
簡易宿所営業と下宿営業もあるんです。

簡易宿所営業は簡単にいうと、
多人数が共用する構造の宿泊施設のこと。

細かい基準もいろいろあって、

客室の延床面積が33平方メートル以上、

階層式寝台がある場合は
上段と下段の間隔が
1メートル以上であること、

適当な換気や照明、浴室、洗面所、
適当な数の便所があること
といった決まりがあります。

カプセルホテルとか
ホステルとかも該当すると思います。

では民宿とペンションの
違いは何かというと、
シンプルにいえば
和風か洋風かの違いです。

小規模な旅館というイメージで
家族経営が多いそうです。

ペンションは小規模なホテル
という感じですね。

外装や内装だけでなく
料理も西洋のものが一般的。

ややこしいですが
洋風民宿とも言えますね。

ちなみに法律には
民宿とペンションの違いを
説明していないそうなので、

一般認識がそのまま
定義になってると思われます。

あと、下宿営業についてですが
構造に関しては簡易宿所営業と同じですが
一ヶ月以上単位で宿泊料を受けて
人を宿泊させる営業という違いがあります。

これはホテルや旅館、
簡易宿所営業の許可を取れていれば
新たに取る必要はなく、

部屋の貸し出しをするなら
不動産の賃貸借契約のほうが
基準が緩いので、

わざわざ基準が厳しい
下宿営業の許可を取るところは
ほとんどないそうです。

てことで温泉地などの
観光地の宿泊施設といえば
ホテルか旅館がほとんどであり、

民宿、ペンションが
たまにあるって感じだと思います。

 

宿泊施設の違いまとめ

調べてみると
いろいろあって面白いですね(^^)

ややこしいですけど(笑)

てことで最後に簡単な表で
まとめておきたいと思います。

宿泊施設 旅館 ホテル 民宿 ペンション
営業分類 旅館・ホテル営業 旅館・ホテル営業 簡易宿所営業 簡易宿所営業
和洋 和風 洋風 和風 洋風
規模 中~大規模 中~大規模 小規模 小規模
客室の床面積 7平方メートル以上
約4.5帖以上
(1客室あたり)
7平方メートル以上
約4.5帖以上
(1客室あたり)
33平方メートル以上
(全客室合計)
33平方メートル以上
(全客室合計)
寝具 布団やベッド ベッド 布団やベッド 布団やベッド

この他にも料理の回数とか
宿泊スタイルなどの項目もありますが、
最近はいろんなプランがあるので
区分けはできなくなってきてます。

けっこう違うといえば、
おもてなし精神でしょうか。

旅館や民宿などは
サービス精神が高く
部屋食ができる場合が多いです。

ホテルはおもてなしというより
プライバシー保護や
セキュリティ重視の傾向があります。

もちろん例外もあるので
いろんなところに泊まって
愉しめばいいと思います(^^)

スポンサーリンク