例年と平年とは?

紅葉について調べていたら
例年と平年の違いは何かという
疑問が出てきたので、

今回はそのことについて
確認しておきたいと思います。

意味がわかっていないと
混乱してしまいますからね!

お祭りなどの行事なら良いですが
紅葉といった自然現象は
気象が大きく関係します。

自分は旅行が好きなので
最低限押さえておきたいポイントかなと
思った次第です。

 

・例年とはこういう意味

 

例年とは大体の年、
以前の年と同じような
などの意味があります。

よく、物事をわかりやすく
説明する際に、

たとえば○○のような感じです

みたいに似たようなことを
途中で挟んだりしますよね。

ということで、
紅葉の時期を例に取ると、

例年の見頃は10月上旬というと、

だいたい毎年10月上旬あたりが
紅葉の見頃ですよってことになります。

もしその説明通り、
10月上旬が見頃になれば、

例年通り見頃になりました

などと表現します。

もう少し曖昧だと
例年並みと言うこともあります。

他には通例とか普通などと
言う場合もありますね。

この紅葉スポットは
普通○月中旬頃が見頃になるよ

みたいな感じでしょうか。

 

・平年とは何か?

 

では平年とは何でしょうか。

例年と似通った部分があるので
とてもややこしいのですが
全く別の意味があるので
注意が必要です。

どうも大きく2つの意味があるようです。

1つはうるう年以外の年のこと、

そしてもう1つの意味は
天候や気温、農作物の状況など
過去30年間の平均的な値を指します。

多くの場合、2つ目の意味を使います。

年とついてるのに
値とはまたなんともややこしい(笑)

でもそんなに難しい概念ではありません。

例えば本日の気温は平年並みといえば、
その日の過去30年間の気温の平均と
同じくらいって意味になります。

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ちなみにその30年間の記録は
末尾が1になる年に
更新されることになっています。

つまり10年ごとですね。

言い換えると10年間は
同じ記録を参考にするってことです。

例えばこの記事を書いた
2019年の場合は
2011年と2020年の間なので、

1981年~2010年の記録を
平年値として使うんですね。

東京オリンピックが終わった次の年から
新たな平均値が使われることになります。

 

・紅葉の見頃は例年と平年どちらが良い?

 

で、紅葉の見頃を伝える際は
例年と平年どちらが正しいというか
適切なのでしょうか。

これはひとそれぞれ解釈が違いそうなので
なんとも言えない所ですが、
おそらくどちらでも間違いではないでしょう。

でもややこしいので
どちらかに統一するか、
しっかり区別して伝えるべきだと思います。

個人的には「例年」のほうが
わかりやすく感じます。

この紅葉スポットの見頃は
だいたいこのくらいの時期ですよ~
という感じでシンプルだからです。

平年はきっちりデータを
取ってる感じがするので
より正確な雰囲気がありますが、

ピンポイントで○月○日が見頃!と
決めるのは難しいと思うので
結局は曖昧になる気がします。

同じ紅葉スポットでも
標高によって色づきは違いますし、
年によっては台風などの影響で
時期や見た目が大きく異なります。

天気も観測所あたりは
正確に近いかもしれませんが
そうでない場所は微妙だったりします。

ということで紅葉の場合は
例年を基準にして考えたほうが
良いんじゃないかと思うわけです。

旅行計画を建てる際は
その時々で気温が傾向を調べて
上旬に行くか中旬に行くかなどを
判断すればいいと思います。

 

・毎年の意味はわかりやすい

 

参考までに、
例年や平年の話をすると
必ず出てくると思われるのが
「毎年」という言葉。

毎年は曖昧さがないので
一番意味がわかりやすいですね!

毎年○月に開催!といえば
必ずその行事は毎年その月に
開かれるという意味になります。

(もちろん悪天候など
例外的に中止になることもあります)

神社のお祭りなど
必ず開催が決まった行事は
毎年を使いますね。

逆に紅葉などの自然現象は
基本的に使わないですね。

使うとしたら
ほぼほぼ間違いない情報くらい。

例えば日本一紅葉が早い大雪山は
毎年9月から色づき始めます、
といった具合ですね。

 

・例年と平年の違いのまとめ

例年 いつもの年と同じような、似た時期
平年 過去30年間の平均値
毎年 どの年も同じ

今回は紅葉を基準にして考えましたが
他の気象や行事に関しても
使われることがあります。

知ってると意外に役立つと思うので
覚えておいて損はないですね!

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